大紅袍(最上級)ははやはり独特のものがあります。口に含むんで喉をと
おったあとに蘇ってふたたび帰ってくるフーッとするあの香り、清香(
チンシャン)と回香(フイシャン)がハッキリとしていることです。岩
茶は岩韻、鉄観音は音韻と言いますが岩茶だけは岩韻で鉄観音を含めた
他の茶を音韻と言うべき感じです。同じ清香と回香の強い烏龍茶の鉄観
音を比べたのでしょう。
岩韻「ガンイン」のガーンと来る感じ、酒で言えば大紅袍(最上級)がウ
オッカかジン、肉桂がブランデーでしょうか、他の茶は日本酒かワイン
といった感じです。北京はプーアル茶の人気が高いところです。武夷岩
茶も人気がありそうです。北京のレストランの料理は脂っこく、海鮮の
福建人はへきえきしてしまうほどです。この食生活にも関係しているの
かもしれません。
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