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1999/03

谷と頂

たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても ......

詩篇23:4

人は頂点を目指して生きようとする。登山者が山の頂きを目指して一歩一歩その目標に向かって進んで行くように、人は目標を定めてその頂きに向かって突き進むことに生きがいを感じるものである。「頂」を辞典で調べると"最高の所"と訳されている。しかし今、日本の社会を見る時、頂きに向かって建て上げた会社のビルディングはバベルの塔のようにも見え、その建物の谷間を不況の影とリストラの追い風を受けながら、人々が寂しく生きているようにも映る。頂きが人々の理想ならば、現実は谷間のようであることが人生には多い。「谷」とは辞典に"深く開いた穴"、又"動きがとれず、困り苦しんで行き詰まる場"と訳されている。頂点を極めたイスラエルの王ダビデは、聖書の詩篇でこう歌っている。「たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません。あなたが私とともにおられますから。」死の陰の谷という表現の中に悲しみ、苦しみ、嘆きや孤独といった心の寒さを感じさせるものがある。そのような中、人は生きることに不安を覚え心に恐れを抱いてしまうことさえある。しかし谷でこそ、頂き以上に自分の本性が見せられるのである。そしてへり下る者に恵みが注がれることを深く味わえる。「鹿が谷川の流れを慕いあえぐように、神よ。私のたましいはあなたを慕いあえぎます。」とバイブルにあるが、どん底の谷には飢え乾きに苦しむ者を潤し、満たし、力づける川の流れがあることを我々は忘れてはならない。人生の谷間で苦しみ、さまよう者を励まし、慰め、支えてくれる、「決しておまえを捨てない」と言ってくれる、私達の心を愛の流れて潤してくれる「あなた」と呼べるひとがいる。そのひとは私達の為に十字架の死と復活を味わってくれた、どん底の谷も頂きもよく知っているひとなのだ。そして今あなたと共に本当の頂きへと必ず導いてくれる。


       私は山に向かって目を上げる。
       私の助けは、どこから来るのだろうか。
       私の助けは、天地を造られた主から来る。

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