その後、妹が経営している八百屋の手伝いを始める。 妻の収入とあわせて月17万円、一日の食費は一家で700円の生活だった。 ヤクザ時代、「ジャリ銭なんかお金だと思っていなかった」 吉田は、財布が重くなったら、道路に平気で小銭を捨てていた。 だが、八百屋は10円玉が勝負。彼はジーパンをはき、 電車賃を節約するため毎日自転車を45分もこぎ、八百屋に通った。 「夏の暑い日は、途中でコーラを買おうと思って、 自販機の前で止まるんですわ。けど、子どものアイスのことを 思い出し、我慢して家で麦茶を飲むんですわ。」 |