様々な恐怖を乗り越えてきたはずの吉田が、 はじめて恐れを感じた時であった。 吉田は、牧師に相談をし、 「断食の祈りをしてみてはどうか」 と助言される。 生まれて初めての断食祈祷。それも12日間。 祈祷院で水分以外は一切取らない祈りの日々 を続ける。 空腹による、もうろうとした意識を通りこしてきた 10日目の朝。彼の耳に 「ヤクザをやめなさい。私はお前の罪のために十字架についたのだ」 とう声が響いてきたという。彼はその言葉にしたがう決心をし、 20年間続けてきた組を解散した。